三菱一号館美術館で開催中の「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」(会期2022年6月18日~9月25日)に行ってきました。
9月までなので、まだ後で良いかな、と思っていましたが、またコロナ患者が増え始めたり、予定がいろいろ入りそうなので、慌ててチケットを購入しました。
撮影は禁止。下の、美術館のシャネル展のページ、左下の「CHANEL.COM 展覧会特設ページ」から、短いですが、展示会場の映像を見る事が出来ます。
チラシ
https://mimt.jp/gc2022/pdf/flyer.pdf
作品を次々見ていると、シャネルのブレないスタンスが見えてきます。
フレアやフリルの分量が思ったより少なくて細身。シンプルで機能的。
そして全然古く見えない。バランスの良い服はこうなんだな、とつくづく思いました。
この時代、革新的で、叩かれもしたでしょう。それに負けない強さも感じました。
香水、アクセサリー、パンプス。バッグや財布等、全てのアイテムにスピリットが活きています。
シャネルのこだわりに感心したり、秘話に「なるほど」と思ったり。
今回の展示会場では、記念写真を撮って頂けるコーナーがあるのですが(下の左写真)、昔見たの映画(後で出てきます)のパンフレットの中にも似たような写真があります(右)。
パリのシャネルのアトリエのガラス張りの螺旋階段をイメージしているようです。
「ああ、化粧ちゃんとしてくるんだった」
「笑ったほうが良かったか、笑わない方が良かったか」
「姿勢が悪い」
準備が無かったので、後悔ばかりの写真になりました(;^_^A
行って、撮ってもらおうと思っている方は、心の準備をして行ってください。
1人1人に3、4分はかかるので、タイミングによっては、少し待つかもしれません。
注意点として、
会場では、小さい展示室を順路に従って次々進んでいくのですが、全体的に暗くて、先があるのかと思ったらガラスだった、という箇所、次の部屋に行く通路はどこ?という部屋があって、眼の悪い私は途中から眼鏡をかけました。
それから、私はTシャツで大丈夫でしたが、見ているうちに、少し寒いな、と思いました。
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☆ シャネルにまつわる思い出 ☆
むか~し見た映画のパンフレット。
発行日は昭和58年10月21日…。
私のシャネルのイメージの根は、ここにあるような気がします。
ハンサムな女性。
洋裁の勉強を始めたころは、前衛的なスタイルでどんどん新しいデザイナーが出てきて、シャネルはブレード使いのツイードのスーツ等、ご年配向けのイメージ。
それが、カール・ラガーフェルドが担当、スーパーモデルのイネスが専属になった頃から若者にも人気に。
ココマークのイヤリング、カメリアのブローチ、2.55ハンドバックや財布、大流行。
偽物も多く出回りました。
両親に「成人式の振袖は従姉に借りて、その分で」とお願いしてパリ・ロンドンの研修旅行に行かせてもらいました。
母へのお土産は香水。小さい小さい「シャネルの5番」
お土産代ぐらいはバイト代ですよ。
亡くなった後、整理していたら、ほとんど使わない姿で出てきました。
ちょっと、恐ろしい感じにはなっていますが、処分できないんですよね。
働くようになっても、私はせいぜい口紅。
黒にゴールドのパッケージが良くて。(中身ではなく、入れ物かい…)
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三菱一号館美術館は、周りはビル群ですが、前庭は緑豊か。ベンチもたくさん設置されていて、いこいの広場になっています。
今年は「上野リチ展」にも来ましたので2回目でした。
リチ展は良かったなぁ。
今回のシャネル展も、とても良かった。
余韻に浸りながら、一休みしてから美術館を後にしました。
いつものように、ポストカードを購入しました。
ポスターと一緒にファイルしておきます。