東京都千代田区の三菱一号館美術館で開催中の「上野リチ展」に行ってきました。
(会期:2022年2月18日~5月15日)
三菱一号館美術館は久しぶりだったし、地下鉄の駅からは初めて。
都心は高いビルが立ち並んでいて、地下鉄の駅から地上に出ると
方向音痴の私は、どちらを向いているのか分かりません。
恐る恐る歩いていると、ああ、あったあった。確かあの建物。
フェリーツェ・リックス(建築家の上野伊三郎と結婚して上野リチ・リックス
ウィーン工芸学校出身)の回顧展。
マッチ箱カバーからお部屋の装飾まで、さまざまなものを展示。
どのアイテムもカラフルで可愛いリチ・ワールドが展開されています。
ラフ画やデザイン画と一緒に、実物(サンプルや製品)がおいてあり、小さな七宝の飾り箱など、展開図にどの面も「これが正面」と思える細やかさで驚きます。
フライヤー(表、裏) ↓
展示会は冒頭の写真以外は撮影できないので、興味のある方は ↓
私はアパレルで企画の仕事をしていたので、特にテキスタイルデザインに興味あり。
デザイン画から色展開(同じ柄で色違い)があるので驚きました。
勿論、テキスタイルの色展開も展示されています。
経験では、柄から作るプリントの場合、「このデザインで、生地サンプルはパステルカラーで赤系と青系とベージュ系を出して見せてください」といった感じで、ペーパーからという事はありませんでした。
いろいろ見比べて面白かったです。
なにより、デザインや色使いがキュート。
好みです。ストライクばかりです ( ´艸`)
前は展示会の度にカタログを購入していたのですが、展示会のカタログは大きくて厚いものが多く、本棚が可哀そうな状態に。
それで、最近は気に入った展示物のポストカードを何枚かとフライヤーをセットで保管していました。
ですが、今回はカタログを購入することにしました。↓
展示室をつなぐ廊下から中庭が見えます。
あそこで休憩して帰ろう。
なんだ、昼食持って来れば良かった。
美術館を出た後、余韻に浸りながら休憩していると、私が持っているビスケットを狙って鳥が集まってきました。
沈丁花、私の住まいの辺りはあと一息なのですが、ここは咲いていました。
良い香りがします。
帰りは東京駅へ。
来た時の地下鉄の駅でも、有楽町駅でもありませんよ。
なぜって?
日暮里、ちょっと、寄って帰るからですよ。^_^