根津美術館に行ってきました。
企画展「繡(ぬい)と織(おり)」 2023年12月16日~2024年1月28日
多様な織と繡は、染織品の可飾技法の中でも古くから日本では格式高いものとして捉えられていました。また時代がくだると、刺繡は染と組み合わされて小袖を彩り、重厚な織は能装束に多用されました。
根津美術館のコレクションの礎を築いた初代根津嘉一郎(1860~1940)は、古美術品の豪快な蒐集で名を馳せましたが、その意欲は染織品にも向けられました。
本展示会では、嘉一郎の蒐集品を中心に、法隆寺や正倉院伝来の上代裂、袈裟や打敷などの仏教染織、唐織や縫箔といった能装束、そして江戸時代の小袖まで、幅広い時代の染織品の中から、織と刺繡の技が光る作品をご紹介いたします。
(「繡と織」パンフレットより抜粋)
写真は撮れないので、今回のポストカードを。
左上:振袖 綸子地桐鳳凰模様(りんずじきりほうおうもよう)江戸時代
左中:紫絽地御簾に猫草花模様(源氏物語の一場面) 江戸時代
右下:チケット
同時開催のテーマ展示
*古代中国の青銅器
*中国の故事と人物
*寿茶会-来福を願うー
*宝飾時計
大きな美術館の展示会に比べると、メインテーマの展示物は少ない印象ですが、個人の蒐集品ですから驚きます。
和風の、品の良い落ち着いた美術館です。
2階から1階ホールを見る。
1階ホールから庭園に出られます。
お庭は広く、茶室など点在します。
んん?これ、何でしょう?
あちらこちらにあります。
何かのおまじない?
落ち葉を清掃している方がいらっしゃったので、聞いてみました。
「梅と松です」
「え?」
「冬は庭が寂しくなるので、梅と松に見立てて飾っているんです。中の支えは竹。松竹梅で縁起が良いんですよ」
「ああ、松竹梅ですか!」
祈祷系かと思ったら、冬の縁起のいい飾り物でした。
ほっこり。
ここは美術館の庭…ですよね?
美術館の庭…ですよね?(;^_^A
外国人さんの多い事。小さいお子さんを連れたご家族も結構いらっしゃいました。
年初めの記事なので、1年の目標などを、と思ったのですが、最終日が近いこちらの展示会が先になりました。(一応、ぎりぎりでも会期中に紹介したい…(;^ω^))
ことしもどうぞよろしく。