OEY ***モノつくり再開***

制作の過程、思った事、作品を記録します。

夢で逢いましょう(着物リメイクの布ケース)

布ケースを作りました。

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片面

 

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裏側

 

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中面

 

パターンは何度か作った形。

 

作り方 ↓

 

生地は2柄。

母が残した着物です。

 

2枚作ったのですが、1枚は写真を撮り忘れてしまいました。

 

この生地で伯母や何人かの従姉に、この布ケースを含めいろいろ作ってきました。

今回は、母が特に仲が良かった二人の友人に。

 

☆1枚目

私は、両親が転勤で田舎から東京に来ている間に生まれました。

同じアパートで、1歳年上の女の子がいるお宅と仲良くなり、家族ぐるみのお付き合いに。

弟が生まれた時や入院した時は、かなりフォローしてもらった、というか、

私は面倒を見てもらったのだと思います。(断片的に覚えています)

高校を卒業して上京してからも、何かと世話を焼いていただきました。

 

というわけで、1歳年上のお嬢さんは当然私の幼馴染になります。

久々に会う用事ができました。

「おばさん、元気?母が若い時着ていたもので作ったから。おばさんに渡してね。」

幼馴染には別の布ケースとポケットティッシュカバーを。

 

☆2枚目

もうお1人は、田舎に帰ってからの友人。

弟の同級生のお母さん。

家が近所で、地域の子供会等の活動でも一緒になる事が多く、夫婦同士で仲良くなったようです。

いろいろおすそ分けに行き来もしていて、以前、帰省した時、皆で外出先から帰宅したら、ちょうどご夫婦が車で帰るところで、「留守だったから、冷蔵庫に○○入れておいたから。あら、TOMちゃん、帰ってたのね。食べなさいね。」

 

えええ~💦ですよね(笑)

 

昨年、旦那様が亡くなられました。

帰省できず、ご挨拶にも伺えないので、お手紙を書き、布ケースを同封しました。

「母も励ましに来ました。」

お手紙には書きませんでしたが、きっと解ってくださっていると思います。

 

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高校を卒業後、実家を出て、遠くで暮している私には、母の存在は、日頃「会えない」という視点では

生きていても、亡くなっていても、同じなんです。

心の中で生きている。

思い出しているうちは生きている。

そういつも思っています。

 

今回、布ケースを贈ったおば様お二人も、たまに母を思い出していただけると良いな。

 

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