※5/12追記(青字2か所)
※7/21追記(紫文字1か所)
お友達に会った時のプレゼントやご挨拶品をそろそろ作り足そうと思っていた時、
いつも参考にさせていただいているそらさん(id:noiworks)が、良いアイテムを紹介してくださいました。
片面が透明ビニールなので、中身が見える、というポーチです。
孫姫のおもちゃ入れにどう?と言われましたが、
それは勿論の事、お年寄りにも優しいアイディアだと思います。
私も真似して作らせていただきました!
そらさんの、透明まどのあるポーチの記事はこちら ↓
パーツ
口布4枚(芯を貼ります。私は、不織布ではない、布状の薄い接着芯を貼りました。)
背面の生地2枚
ビニール生地1枚
ファスナー
☆背面の生地はビニール生地の厚さとのバランスになりますが、キャンバス地ぐらいの厚さだと、芯を貼らなくて良いと思います。薄手のブロード生地等は貼った方が良いと思います。
☆サイズはお好みで。ファスナーの長さがポーチの幅になります。
私が使ったのは20cmのファスナーなので、横寸法20cm+左右各1.5cm縫い代=23cm(横の縫い代は多めに取りました。)
縦寸法は同じく出来上り20cmにしたので、20cm+上下各1cm縫い代=22cm
ファスナーが付いた口布部分は出来上り7cm(上下口布幅各3cm、ファスナー部分1cm)で計算しました。
ビニール生地は心配な時は、少し大きめにして使えば良いと思います。後でカットすれば良いのですから。
ファスナー付けがあるので、ミシンの押さえは通常の物(左。年季が入っていますね~)から、2㎜幅の細い物に替えます。
この幅だと、らくにファスナーが付けられるのに加え、ステッチもかけやすいのです。
小物なので、最初から最後までコレを使います。
気を付けるポイントは
①横のラインを平行にすること、
②ビニールは穴が開いたり痛んだら、修正できません。マチ針は✖、アイロンは気を付ける事。
では、作ってみましょう。
①口布にファスナーを付ける
口布を中表にして、ファスナーを挟みミシンをかけます。
ファスナー付けは曲がると目立つので、躾けをかけました(赤い糸)。
ミシンは水色の点線。
ファスナー部分、できました。
②下の口布にビニールをつける。
まず、表側の口布とビニールを縫います。
ビニールはマチ針で刺さないでね。
※ここで実験例(下の写真)。
私はそらさんと同じビニールを使いました。
裏の生地の方を上にして当て布をしてアイロンをかけてみました。
蒸気でビニールが曇っていますね。布部分、アイロンは蒸気が抜けて乾かないと意味がないのです。アイロンの効果より、ダメージの方が大きいと判断して、今回の場合、ビニールがかかる部分はアイロンを使わない事にしました。
ということで、縫ったところをしっかり折って、
裏の口布は、表の縫い線が見えるかな、ぐらいに控えて折ります。
表から見えないようにね。
裏を折り込んだら、表に返してステッチ。
(このステッチで裏の口布を縫い付けます)
③背の生地を付ける
ビニールの付いた口布の下に、1枚、背の生地を置きます。
下の口布と同じ幅に縫い線を下書き。
ビニールの上に残りのもう1枚の生地を置きます。生地でビニールを挟んだ形です。
口布に引いた線を生地に写し、ファスナーの端の印も付けます。
上の縫い線と並行になるように下の縫い線を引き、ファスナーの端を通る垂直な線を引きます。
私は下を小丸にしましたが、直角のままでも良いです。
くどいですが、口布の布はマチ針で良いですが、ビニールはクリップで留めてね。
返し口を残して縫ったら、一度表に返して様子を見ます。
返し口が小さすぎると、返し口が伸びるので気を付けてください。
ファスナーをしめて大丈夫か、全体の形が歪んだり斜めになっていないか、チェックします。
チェックが終わったら、また裏返して、修正が無い場合は縫い代を整え、ちょっと曲がっているな、と思ったらお直し。
形が歪んでいる場合、ビニール部分は縫い直しが利かないので、一回り小さくする方向で考えてください。
※例えば、当て布したけれど、アイロンで縫い目が痛んでしまったとか、すこし曲がってしまって気になる、といった時は、丈を短くすると良いです。
※返すところを間違えて、ファスナーが裏になって、「あれ?何か間違えた?」と一瞬焦る事が有りました。
大丈夫です。返し口からファスナーを開けて、中を引き出すと表になります。
ああ、ビックリした~(;^_^A
④返し口を整えて(ここは布だけなので、アイロンOK)縫い閉じる。(ステッチをかける)
お手本のそらさんのポーチは縫い閉じてからステッチをかけています。
口布や貼った芯が厚い場合等、アイロンだけでは落ち着かない場合が有ります。その場合はステッチをかけた方が形になると思います。
私の場合は、生地も芯も薄めの為、アイロンで落ち着いたので、ステッチで押さえる事はしませんでした。
もちろん、アイロンで形になったけど、デザイン的に入れたい場合もステッチをかけてください。
⑤上端、押さえのステッチをかけない場合、内側の返し口も閉じる。
表、返し口を閉じたら、ファスナーを開け、内側も返し口か開いているので閉じます。
(そらさんの作り方の通り、上端にステッチをかける場合はステッチで閉じられています。)
⑥完成
仕上げはアイロンかけないの?
そう。
「寝敷き(ねじき)」でアイロン代わり。仕上げました。
「寝敷き」って知っています?
敷布団の下に、形を整えたい物を敷いて、一晩寝ます。
それで、ペッタンコにする、という方法です。
中学高校時代の制服のプリーツスカートは、そうして形を整えていました。
ええ、ええ、一晩でしっかり押せましたよ。
整いました。
作ってみた感想。
思ったより手はかかる感じでしたが、一つ一つの作業は簡単。
ファスナー付いているし、異素材の組み合わせでちょっと良いポーチが出来た達成感が有ります。
紹介して下さってありがとう、そらさん。
いろいろな柄の写真を使ったので、お気付きだと思いますが、
調子に乗って、何枚か作ったので(正確には進行形)、次回は作品集です。
柄が違うだけなんですがね…