OEY ***モノつくり再開***

制作の過程、思った事、作品を記録します。

111年目の中原淳一展/光の横浜「ヨルヨノ2023」

そごう美術館(横浜そごう6階)で開催中の「111年目の中原淳一展」に行ってきました。

中原淳一って昔のイラストレーターでしょう?子どもの頃よく見た絵よね。

「それいゆ」って聞いた事ある。なにか昔懐かしい感じがする。

オードリーペップバーンを和風にしたようなキュートな絵。

申し訳ないけれど、そのぐらいの認識でいました。

 

戦前から戦後にかけて「ほんとうの美しさ、豊かさ」を追求し、女性たちから圧倒的に支持された中原淳一(1913-1983)の、生誕111周年を記念した展覧会を開催します。
ファッション、インテリア、雑誌編集、イラストレーションなどの領域を大きく超えたマルチクリエーターと呼ぶべき多彩な活躍を果たしました。
本展では、『それいゆ』、『ひまわり』、『ジュニアそれいゆ』、『女の部屋』などの雑誌での仕事のほか、アーティストとして生み出した絵画や人形などの作品を通じて、中原の多彩なクリエイションの全貌を紹介します。

(横浜そごうHP、トピックス、中原淳一展紹介文)

 

 

 

展示会は4つのコーナー(4章)からなっています。

 ※雑誌の説明は入場時に渡される「鑑賞ガイド」を要約。

 ※カッコ内は中原淳一が表紙画と挿絵を描いた期間。

 

1章 「新しい」少女のために

    少女雑誌「少女の友」(1932年~1940年)

専属画家として挿絵、表紙画を描く。付録の企画や「女学生服装帖」というファッションページを担当。戦争の影響で連載が終わる。

                            

2章 「美しい暮らし」のために

    婦人雑誌「それいゆ」(1946年~1960年)

「女性のくらしを新しく、美しくする」というキャッチフレーズで終戦1年後に自分の力で創刊。

    婦人雑誌「女の部屋」(1970年~1971年)

10数年の療養生活のあと、再び出した雑誌。キャッチフレーズは「明るく、楽しく、美しいくらしの本」1年で病に倒れ廃刊。雑誌編集の仕事の最後になった。

 

3章 平和の時代の少女のために

    少女雑誌「ひまわり」(1947年~1952年)

「それいゆ」創刊の1年後に「よき女性の人生は、よき少女時代を送った人に与えられる」という考えの基、刊行。読み物は吉屋信子川端康成などが執筆。

    少女雑誌「ジュニアそれいゆ」(1954年~1960年)

パリ滞在中に構想を練り、帰国後創刊。キャッチフレーズは「10代のひとの美しい心と暮らしを育てる」

 

4章 中原淳一の原点と人形制作

  

 

2章、撮影が許されているコーナーがありましたので、写真並べます。

イラストだけかと思ったら、ビックリ。お洋服、可愛い。

出発が、デザイナーなんですね。

今回の展示会に合わせて製作されたものかと思ったら、作品リストには1955~1957年と。またまたビックリ。

こういうスタイルは大好き。張り付いて見ちゃいますね~。

 

左:ひまわり(ソレイユ)/ 右:よく見たらリボン柄

 

お金をかけずに、手持ちのもので身の回りを整える。例えば残り布で目隠しやカーテン、装飾の工夫をするなどの提案をされています。

前に出ていたパッチワーク、アップリケなども、そう言った考え方が有るんだと思います。

「子供は大人のおさがりばかりで楽しく暮らす」

私は息子達のお下がりで楽しく暮らしていました。一部現在進行形です(笑)

 

ほんと、そう。

日頃暮らす家の中こそ気を配って清潔に美しく整えなければ。

「人に見せるわけじゃないから」といい加減にしているのを指摘されているようです。

端々にこういう風に「語録」が下がっているのですが、どの言葉も「ごもっとも」と思ったり、刺さったり。

中原淳一はイラストを描くだけの人じゃなかったんですね。

まず、そこからが違いました。

 

今回購入したのは、私の中の「これぞ中原淳一」と思うイラストのポストカードとクリアファイル。

 

そして、今回はこれで終了ではありません。

横浜は大規模なイルミネーションをやっているのを聞いていたので、帰り、ちょっと、寄ってみました。

 

ヨルヨノ ↓

 

街全体でいろいろライトアップしているようですが、メインになるところを少し。

 

新港中央広場 Yキューブ  プロジェクションマッピング

キューブは入れるんです。内側 ↓

キューブ外の芝生、人がいるところに光の輪ができます。

そして動くと、輪も動いて、ついていきます。

 

横浜港大さん橋国際旅客ターミナル。海のモチーフのプロジェクションマッピング

ここは、ビーズアートショーの開催会場になるので、たまに来ます。

 

前回のビーズアートジョー。大さん橋ホールは不思議な形をしているので、昼間の様子を…と思ったのですが、この時の写真を見ても、よくわかりません (;^_^A

 

大さん橋は、前に旅客ターミナル、後ろにイベントホールが並んだかたちになっています。

 

大さん橋から赤レンガ倉庫方向。

 

旅客ターミナル上から横浜マリンタワー方向。

 

前のターミナルを越えて、後ろのイベントホールの前にあたる所が、この会場のメインになるんだと思います。

写真左側がイベントホール入り口、右側方向が旅客ターミナルの後ろ側。

 

プログラム、始まりました。

 

クジラが通って行った後を追う子供たちがいます。

このあたりから、階段を下りてきて遊びだす子が出てきました。

照明や音楽に合わせて走ったり、飛んだり、転がったり。

 

 

山下公園

入ったところの椅子のディスプレイ。

座って休憩。結構歩きました。

この会場のメインはもう少し先のようですが、疲れたし、帰りも時間がかかるので引き返すことにしました。

ちょっと触りを、と思ってきましたが、長居してしまいました。

 

赤レンガ倉庫ではクリスマスマーケット開催中でした。大賑わい。

スケートリンクもありましたよ。

 

展示会とライトアップ、楽しかったです。

ああ、満足、満足。