長い説明になりました。
読んでくださった方、ありがとうございます。
今回でフラメンコスカート完成です。
前回は地縫いミシンとロック(端かがり)ミシンの調整のお話でした。
残りの処理を簡単に書き留めておきます。
写真左。脇ファスナーですが、付け位置も緩やかな曲線の為
コンシールファスナー(見頃付け合わせで付ける。
ドレスの後ろファスナー等に使われる)を使用。
本来は、周囲をミシン掛けしないのですが、用途上、
負荷がかかるので、補強のため掛けています。
写真中央。白い伸び止めテープが見えていますね。
これはダメです。ごめんなさい。
伸び止めテープはウエスト際にも貼っています。
縫い代はテープをたたいて処理しています。
スプリングホックの他に、
休憩時座った時等少し緩めたい場合、
使えるかなと思って、長い糸ループをつけました。
黒と紫のスカートには、逆にサイズを少し縮める短い糸ループも。
写真右。オーガンジーのスカートは、
着やすいように、ファスナー位置をわざと下に下げています。
※22cmコンシール。22cmで使用。
裾の処理。
何日かキャサリンちゃん(ボディ)に着てもらって、布目バイアスの裾が落ち着くのを待ちます。
スカート丈を後ろ中心で計り、その点を基準にして
床から同じ長さになるように、最終の裾のラインを決めます。
その位置から端かがりの幅を残して裁断。
端かがり(ロックミシン通常運転)の後、端かがりだけを
裏に倒すようにアイロンをかけ、地縫いミシンをかけて
端かがり部分を押えます。
紺のオーバースカートもしばらく吊るした後、
アンダースカートが隠れるように、軽く留めてラインを決めます。
赤のアンダースカートは、その逆。
オーバースカートより少し短くします。
裾は、前回記事の巻き始末です。
紺オーガンジーのオーバースカート
紫のアンダースカート
黒のオーバースカート
赤のアンダースカート
ありがとうございました。