OEY ***モノつくり再開***

制作の過程、思った事、作品を記録します。

新ブランド「エルニーニョ」

どうも気持ちがだらけてしまって、やっと今日からミシンを使っています。

 

昨日は何やっていたんでしょう、まったく。

 

シャキシャキ動いて、明日中には茶色のシャツも縫い上げたいと思います。

 

 

今日は、主人と私の昔話を1つ。

 

私たちは同じ会社にいました。

お洋服の会社で、主人は主に百貨店に対応するブランドの営業さん。

私は、主に専門店や個人店がお客様対応ブランドの商品企画。

 

お洋服の会社はシーズン前に商品サンプルを作って展示会をします。

お客様に見て頂いて、感想、評判を考慮して、実際の生産計画をたてていきます。

 

当時、百貨店の売り場はアイテム(シャツ、ブラウス、スカート等)ごとに分かれていて、バイヤーさんは自分の売り場の品ぞろえを考えなら展示会をご覧になりました。

 

専門店、個人店は、お店全体の事を考えながらいらっしゃいます。

例えば、猛暑の夏と冷夏のではアイテムの品ぞろえやバランスが違うのです。

商談をしながら、気候の話、世界情勢の話題にまで及ぶ事がよくありました。

なので、私はトレンドがどうの、サンプルがどうの、以外の準備もして展示会に臨んでいました。

 

 

ある時、主人が仕事から帰ってきて、「あのさぁ、エルニーニョって知ってる?」と。

エルニーニョ? 海流の話? エルニーニョ現象の事?」

 

「えっ?」

考える主人。

 

「私も詳しく知らないけど、南方の海流変動か何かで、発生すると日本は冷夏、暖冬になるって現象の事じゃないの?」

 

「は~、そうなの」

 

今度は私が「えっ?」

 

「いや、今日、新しくお客さんになってくれた個人のお店に行ってきたの。そしたら、                      

話に『エルニーニョ』って頻繁に出てくるんだけど、オレ、わからなくてさぁ。

 アルマーニとか、モスキーノみたいな、新しいイタリア

 のブランドかと思って、そのつもりで話をしていた。 

 道理で話がかみ合わないというか、おかしかったんだなぁ。」

 

え~、かみ合うとか、おかしいとかのレベルじゃないでしょう。

会話が成立する?

さすが会社の看板ブランドの営業さんだわ。スキルが違う(爆笑)

 

まだ、エルニーニョが有名ブランドになっていない頃の話です( ´∀` )

以後「エルニーニョ」というフレーズが出てくるたびに、夫婦でニヤニヤしています。

 

 

今年は日照不足の後、酷暑、そしてまたしばらくジメジメの日が続くようですね。

天候がおかしい。

皆さま、体調には充分お気をつけてお過ごしください。