OEY ***モノつくり再開***

制作の過程、思った事、作品を記録します。

「パリと香水」展

高齢の父が、すこしリスクの高い手術を受けました。

 

神様、仏様。

遠く離れていると、祈る事しか出来ない。

東京五反田の薬師寺東京別院で写経してきました。

 

写経は2回目。

薬師寺東京別院、写経について興味のある方は前回記事をどうぞ。

 

お陰様で、無事手術は成功し、しばらく入院した後自宅に戻りました。

願いを聞き届けて頂いたので、ちゃんとお礼に行かなければいけませんね。

 

あくまでも、この日のメインは写経だったのですが、折角「トウキョウ」に出たのですから、近くに気になる展示会が開催中だったので見に行きました。

 

高砂香料工業株式会社「パリと香水展」

 2024.6.14(金)~2024.12.20(金) 高砂コレクションギャラリー

 

高砂香料工業株式会社のHP

 

「パリと香水展」

 

ご挨拶文より *****************

 19世紀に調香師・香水商がパリを本拠地として活動を始めて以来、ガラス工芸デザイナーやファッションデザイナー、高級宝石店などが、この麗しい都市で香水とかかわってきました。

当社所蔵のフラコン(香水瓶)の展示と解説により、パリが世界の「香水の都」となっていく歴史をたどります。

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入場口に3タイプの香水の香りを嗅ぎ比べられるコーナーがあります。

蓋をクンクンするんですね。

私はこれが好き、とか。

 

では、瓶を見に来たので、瓶の写真を並べます。

 

お、ディオールのポワゾンだ。

発売と同時に大人気で、勤め先(アパレル会社)のエレベーター、ポワゾンの香りが充満してきつかったなぁ。

 

 

写真右上のパネルより抜粋

アール・ヌーヴォーと香水瓶」

1890年頃から植物や動物の優美な曲線をモチーフにした、アール・ヌーヴォーと呼ばれるデザイン様式が流行した。その影響は、美術や建築、工芸といったあらゆる分野に及んだ。日本の美術品に影響を受けた、いわゆるジャポニスムの作品も多い。

 

 

下3枚の写真、香水瓶が描かれた大型本は、ピヴェール社の見本帖(カタログ)だそうです。

ピヴェール社は1774年設立の香水メーカー。(設立時の社名:A La Reine des Fleurs)

19世紀後半に多くの香水メーカーが発展しますが、それらの会社と比べてもかなり古い設立。

いろいろな切り口でまとめてあって、面白かったです。

到着した時は、会場の場所ばかり目指して目に入っていなかったのですが、会場の前は広いロビーになっていて、そこにも多数展示しています。開けた展望と一緒に楽しめます。

 

ニッセイアロマスクエア、大田区民ホール「アプリコ」に隣接する本蒲田公園。

建物に合わせて、スタイリッシュな感じ。

ベンチ前、時間でミストが出て涼し気。(写真を撮ろうとすると、止まる。なぜ?)

脇の植物も癒やしです。

 

香水は、すれ違った時にフワッと香る。そんな付け方が出来れば良いですが、なかなか難しい。日本湿度が高いから…とも言われますね。

会社勤めの時は、先に出した「エレベーターで」という話や、パソコン仕事の時、デスク並びの子がたっぷり香水をつけてきて、周りが皆参ってしまって、席を外した途端窓を開け放った、なんてことも有りました。

どちらかと言うと、迷惑したというエピソードの方が多いかもしれません。

 

今回は、香水の「瓶」です。小さいながらも、趣向を凝らした、或いはユニークな瓶が

たくさん並んでいて楽しいです。

小さな美術品。お近くに行かれた際は、是非。

 

しばらく「お出かけ」が続きました。

少しづつハンドメイドもしていきたいと思います。