OEY ***モノつくり再開***

制作の過程、思った事、作品を記録します。

さざれ石の巌となりて苔の生すまで

久しぶりに、九州の実家に帰ってきました。

父の趣味の一つ、土いじり。

畑と植物です。

 

なぜ、帰ったかと言うと、息子夫婦が父に赤ちゃんを見せに行きたいと言ってくれたので、息子夫婦と、高齢で体調が万全ではない父のサポートをするために。

 

父は曾孫を見るのを、抱っこするのを心待ちにしていたはずです。

いつも父を見守ってくれている叔母は、「ちょっと早いけど、せっかくだから」と

お祝いの紅白餅とお重を準備してくれました。

地元では、赤ちゃんにお餅を踏ませてお祝いします。

お餅に草鞋も準備していただきましたが、父がスズランテープで2足作っていましたので、3足になりました(笑)

(父は草鞋編みの名人です。いろいろ用途によって、編み方が違うのだそうです。まだ小さい赤ちゃんなので、柔らかいスズランテープにしたのだと思います。)

 

母にも姫を見てもらうために、お墓参り。

それから皆で、ドライブです。ああ、どこだか、すぐわかっちゃいますね(笑)


「道の駅たるみず」の足湯

ぐるっと桜島を1周。

黒神埋没鳥居

 

鳥島展望台。大正の大噴火で埋まった鳥島があった所。右は、展望台から見た対岸の鹿児島市

 

坂元醸造株式会社さんのレストラン「壺畑」から。

まさに壺畑。

左の写真は2018年のもの。右は今回。

 

翌日は、霧島神宮

君が代」に出てくる「さざれ石」

 

君が代の「君」とはだれか。諸説あってはっきりわかっていませんね。

あくまでも、私の考えですが、

曲の調子が、庶民的で、手拍子打ちながら歌うと良い節回しと長さ。

むかし、むかしは、結婚式とかお祭りとか、おめでたい時にみんなで歌って盛り上がったのではないかなぁ、と思うのです。

 

さざれ石が巌になるぐらい、苔が生えるぐらい、長く長く、皆が健康で幸せでありますように。

私にとっては、そういう祈りの旅でもありました。

 

今回は、ちょうど、本殿の特別拝観が再開されたばかりだったので、空きがあり、皆で参拝する事が出来ました。

 

特別拝観については、公式サイトをご覧ください。

予約等は、トップページ「霧島神宮からのお知らせ」の2022年6月16日からできます。

kirishimajingu.or.jp

 

あまりお天気が良くなかったので、一部予定を変更しましたが、

温泉も入れたし、良かったです。

父はずっと姫を眺めていて、「可愛いでしょう?」「抱っこする?」という問いには、全部「うん」と。

こんな素直な父は初めてでした(笑)

お嫁さんにも、「みんなで姫をみているから」と、ひとりで温泉にゆっくり入ってもらえました。

 

最期は、私が好きな郷土菓子「灰汁巻き(あくまき)」

もち米でできています。モチモチ。

きな粉で食べたり、しょうゆをつけたりして、食べます。

久々の、懐かしい味でした。