朝起きて、窓を開けるとモヤモヤと視界が悪い。
うわぁ~、霧だ。
すごい。濃霧だ。
これは電車、遅れるな。
我が家の勤め人2人を早めに送り出してから、洗濯物を干している時、ふと。
「この霧が晴れると、空気が澄んで、お花とか綺麗じゃない?」
旧白河庭園の薔薇!見に行きたいと思っていたじゃない!
上野の国立西洋美術館で開催中のハプスブルク展にも行きたかったじゃない。
上野まで行ったら、日暮里にも寄りたいな。
今から行くんだったら、急いで準備!!
【旧白河庭園】
大正期に完成した国指定名勝。
空も空気も綺麗で、読みは当たりました。
来て良かった~。
高台に洋館(大原美術館)
斜面に洋風庭園。
バラが見頃。そして、霧の水滴が。
低地に日本庭園。
この時は、紅葉はまだ始まったばかりでした。
※入場料は一般150円ですが、洋館見学は別途です(800円)。事前の申し込みも必要のようです。
【ハプスブルク展】
600年のハプスブルグ家の美術品コレクションの展示会です。
まさに驚愕の一族。その異様さに引き込まれて随分関連した本を読みました。
ベラスケスは好きな画家の一人でもあります。
ハプスブルクと聞くと触角が動く傾向はあります。
前にも見たことがあるぞ、と思った絵も何点かありました。
甲冑等は「へぇ~」とグルグル周りをまわって見たりしました。
上野駅、公園口改札から出てすぐ左手にある国立西洋美術館で開催中。(2020年1月26日まで)
中の写真はないので、代りに外の彫刻をご覧ください。
ハプスブルク展とは全然関係なくてごめんなさい。
【日暮里繊維街】
もう、何度か登場している日暮里繊維街。
今回は糸、ストックの裏地等補充分を仕入れに行きました。
それから、クリスマスの小物用に端切れを4種類。
色は決まているからすぐ選べるだろうと思いましたが大間違い。
たくさんの端切れがお迎えくださって、目移りしてしまって、ダメです。
余計にピックアップしそう。
がまん、がまん。
復帰して一番最初、日暮里に久々に来た時、ブログにも書いたと思うのですが、この像があってびっくりしました。
そして、それから何回も来ているのに、今回、対の像があるのに初めて気づきました。
ちょっと小さくて分かりにくいですが、太田道灌像。
簡単に、
道灌が急な雨に降られて、通りがかった民家に蓑を借りようとしたら、少女が山吹の花を差し出して何も言わず帰ってしまった。
その時は「はぁ!?」と思ったが、後日、ある和歌が目に留まる。
「七重八重 花は咲けども山吹の みのひとつだに 無きぞ悲しき」
(実が一つも出来なくて悲しい花だ)
(蓑一つも無いぐらい貧しいくて悲しい)
あんなに貧しい家の人が知っている詩を知らなかった、恥ずかしい、と思って、一層勉学に励みましたとさ。
小学の時に習った通りの解釈です。
すでにご存じの方、解釈違うよ、とおっしゃる方、ごめんなさい。
とにかく、小学生だった私は感動し、それから常に心のどこかにこの和歌を置いています。
【弾丸ツアー感想】
洗濯干しながら思いつき、日が暮れるまでには帰りたいので、ランチ抜き覚悟の外出でした。(実際、抜きでした。笑)
最寄のJRの駅まで、途中通る畑から、もうもうと湯気が立ち上がる様子を「おおお~、すごい~」と見ながら自転車を飛ばしました。
大好きなバラを鑑賞する。深い緑の中を歩く。
好きな美術品をゆっくり見て回る。
たくさんの綺麗な柄の中から好みの物をピックアップする。
こんなすてきな1日になって、感謝です。
いつか、生活の中の何か、モノつくりでの何か、滲み出るものになると良いな。
また、製作がんばろ。